顔面神経麻痺の鍼灸治療費用|1回の料金・総額・保険適用の有無

病院でステロイドの治療をしても効果が無かった患者さんや、顔面神経減圧の手術を選択しなかった患者さん、手術後に具合が悪い患者さんが来院されるので、西洋医学的な考えを基準にしながら、違ったアプローチをする治療に取り組んでいます。
1. 当院の治療費用と具体的な内訳
顔面神経麻痺を全身疾患と考えて治療に取り組んでいます。
お身体に負担がかからない検査で、全身的な状態を把握して治療計画を立てています。
ストレスの状態や、末梢の血流の状態、聴力の測定や、あぶみ骨筋反射を調べてから、治療に必要なツボの選定をします。そのため、使用する鍼の本数や、治療する範囲に差がでるので、患者さんごとに治療費に差が出ます。
初診時の総額は、検査と治療を合わせておおむね30,000円〜50,000円前後となります。
1-1. 初診時の検査費用
初診時の検査費用は、組み合わせにより概ね20,000~25,000円前後となります。
聴力測定:2,200円
難治性の顔面神経麻痺は、聴力に左右差が出ることが多いです。
保険医療機関での基準では正常と判断されても、顔面神経麻痺では低下している部分があることが多いので、聴力の左右差を調べて鍼灸治療をします。
あぶみ骨筋反射の測定:2,200円
鼓膜の内側にあるあぶみ骨筋は、顔面神経が分布する筋肉のため、その反射を調べることで顔面神経麻痺の回復しやすさを想定できます。
後遺症の要因にもなる筋肉なので、反射の状態を調べて鍼灸治療をします。
サーモグラフィの測定:1,100円~
当院では40年前からのべ8万人の患者さんのサーモグラフィ検査に取り組んできました。
顔面神経麻痺の改善が遅れる要因として、ストレスが原因の免疫力や自然治癒力の低下が想定されます。
自然治癒を受け持つ自律神経中枢には体温中枢があるので、体表温度を確認することで、ストレスの状態を想定できます。
モアレトポグラフィ:550円
カラダの歪みを調べます。背中に等高線を出すことで背骨の歪みを調べます。
レントゲンと違い、全身の状態が確認できます。放射線の被曝がないので、何回でも撮影できます。
エコー(超音波)の測定:2,200円~
サーモグラフィやモアレトポグラフィの状態から、血液の流れを調べます。
顔面神経麻痺の回復が遅い方は、手足の血流や自律神経に影響を与える首の動脈の血流が低下していることが多いので、改善する鍼治療をします。
1-2. 施術料金
初診時の治療費は、おおむね10,000円~25,000円前後となります。
検査結果に合わせて、患者さんごとに必要な治療を提案させていただきます。お見積もりを作成しますので、十分検討していただいて構いません。
顔面神経の再生力を高める鍼治療:おおむね6,000円前後
使う鍼の本数やパルス刺激の有無により治療費に若干の違いがでます。顔面神経が再生しやすい環境を作る鍼治療となります。
自然治癒力を高める鍼治療:おおむね8,000円前後
スーパーライザー等の有無により治療費に若干の違いがでます。ストレスや、ステロイドの副作用で低下した自然治癒力を取り戻す環境を作る鍼治療となります。
末梢の血流を改善する鍼治療:1,000円~8,000円前後
カラダの歪みが原因で、末梢の動脈の血流差が出ているのを改善する鍼治療となります。体の奥、インナーマッスルを刺激してストレッチをすることで末梢の血流を改善する環境を作る鍼治療となります。
曜日・時間帯による加算について
専門の検査スタッフを別途招集する関係上、初診に限り平日11時以降および土日の診療については費用が1.5倍となります。ご来院の日程をご相談いただければ、費用を抑えることも可能です。
2. 保険診療と自由診療の違い
耳鼻咽喉科などの保険医療機関で行われる治療は、基本的に健康保険が適用される「標準治療」です。
これは日本全国どこでも、国が決めた一定の料金で同じ内容の治療が受けられる「平等」な仕組みです。しかし、保険の制約上、行える検査や治療内容には限界があるのも事実です。
特に顔面神経麻痺の保険診療では全国一律の標準治療が原則となるため、若い未婚の女性が顔面神経麻痺になっても、90才の高齢者が顔面神経麻痺になっても、治療法は同じになります。
鍼灸院は「院ごとに異なる専門性」
一方で、自費診療である鍼灸院は、治療法も治療費も、すべての鍼灸院で違います。 院ごとに以下の3点が大きく異なります。
- 治療技術:経験年数や得意とする技法
- 専門性:特定の疾患(耳鼻咽喉科など)に特化しているのか
- 治療費用:提供する価値や設備に応じた価格設定
ホームページ等で、自分の状態にあっている鍼灸院を探してから、鍼治療をすると効果も上がると思います。
3. まとめ:納得できる治療の選択を
顔面神経麻痺の治療において、時間は何よりも貴重な資源です。発症から時間が経過するほど、後遺症のリスクが高まるからです。
自費診療は、病院に比べれば確かに費用はかかります。しかし、保険を使った標準治療で治療効果が思ったように現れなければ自費での治療を検討することも必要かと思います。
鍼治療は、顔面神経麻痺の診療ガイドラインで弱く推奨するといったランクに格上げされました。顔面神経減圧術といった手術と同じランクです。もし、ステロイドで効果を感じられなければ、鍼治療を検討することも一つの選択肢だと思います。
鍼治療は、手技療法なので、術者により効果が違うのも事実です。よく検討して、自分に合った鍼灸院を探せば、効果が感じられることも多いと思います。
顔面神経麻痺の鍼灸外来
一般的な鍼灸院では行わない「耳の検査」で、回復の兆しを探ります。
「病院での治療は終わったけれど、顔の動きが戻らない」「後遺症が心配」
私たちはそうした不安を抱える患者さんと日々向き合っています。
顔面神経麻痺の評価では、耳の機能も含めて状態を確認することがあります。そのひとつが、アブミ骨筋反射の確認です。
顔面神経は、耳の奥にある小さな筋肉(アブミ骨筋)にもつながっており、音に対する反応をみることで、神経がどの程度働いているかを知る手がかりになります。
この検査は医療機関レベルの機器が必要なため、鍼灸院で行われることはほとんどありません。
当院では、こうした検査をもとに、見た目や感覚だけに頼らず治療方針を組み立てています。
「回復が遅い」と感じたときは、その原因がどこにあるのかを一度整理しておくことで、その後の対応が大きく変わることがあります。
参考文献
当院が提示するデータや治療メカニズムは、以下の専門書や研究に基づき、独自の実績と比較・検証したものです。
- 療養費の支給基準(社会保険研究所)
- 顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版(金原出版株式会社)
- 顔面神経麻痺治癒への10の鍵(医学書院)
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当院について
森上鍼灸整骨院
院長 吉池 弘明
森上鍼灸治療では、西洋医学の代替医療として鍼灸治療に取り組んでいます。 顔面神経麻痺や突発性難聴の患者様には、臨床経験20年以上の鍼灸師がチームを組んで治療にあたります。
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